しながわ水族館の貸切イベントに行ってきました!

2023年9月9日に行われたイベント「しながわ水族館を貸し切ってみた」に参加してきました!

「そもそも水族館って貸し切れるの?」と思うかもしれませんが、結婚式パーティなどで使いたい方向けに、通常の開館時間が終わった後の時間を貸し切れるプランを用意している水族館は意外に多いようです。

ただし、今回はそうしたフォーマルなパーティではなく、水族館好きが集まって写真を撮ったり生き物トークをしようというイベントを、水族館写真家&ブロガー(だと個人的に認識している)アルさんという方が幹事になって実施してくださいました。

今回は、そんなイベントで撮影した生き物たちの紹介や、イベントの感想を綴っていきます。

目次

しながわ水族館のサメたち

元イズハナトラザメと思しきトラザメ
チラッとこっちを覗くようなポーズのネコザメ
でっぷりした貫禄のあるコモリザメ
常に泳ぎ回っていてなかなかいい写真が撮れなかったポートジャクソンネコザメ
ガラス前の部分にちょこんと顔を載せるナヌカザメ
シロワニ。出口近くの水槽にいますが、しな水のサメと言えばシロワニな気がします。
尖った歯がむき出しですが、大人しいサメです。
シロワニ水槽の下には歯が沢山落ちています。

このほかにもイヌザメ、マダラトビエイなど、板鰓類(サメ・エイの仲間)は展示されていましたが、昔より数が少なくなったように思えます。

バックヤードにいるだけなのかもしれませんが、マモンツキテンジクザメやトラフザメなどがいなくなっていました。

サメ以外の生き物たち

もちろん、サメ以外の生き物たちも撮影してきました。

貸切プランのオプションとして登場したお出迎えペンギン
ハオコゼ。ちびっちゃくて可愛い魚ですが、背ビレのトゲに毒を持ちます。
群れて泳ぐヒメフエダイ
模様がおしゃれなサザナミフグ
アマゾン川などに生息するナマズの仲間レッドテールキャット
ムーンライターという名前だけ異様にカッコいいオセアニア地方の魚
ちょっと小さいドクウツボ。牙に毒があるのではなく、食べた時にシガテラ毒の恐れがあるのでこう呼ばれています。
猛毒を持つカニ、スベスベマンジュウガニ

多様な人々が楽しめるのが水族館の魅力

展示生物ばかり紹介していると普通の水族館レポと変わらないので、ここからはイベントで感じたことをお話しします。

今回改めて感じたのは、水族館は年齢・性別・職業など関係なく楽しめる趣味だということです。

全体的に『名探偵コナン』の悪役に見える黒づくめの人たちが多いという服装の偏りはあったものの(水族館撮影ガチ勢はガラスに自分の姿が反射しないよう真っ黒な格好をしがち)、実に様々な方が参加していました。

年齢で言えば下は中学生、上は初老の方まで。生き物好きのオタク男子やカメラ小僧が集まるかと思いきや、女性の比率も高かったように思えます。

また、各人のバックグラウンドも舞台女優、芸人、水産業関係者、ジャーナリスト、元水族館職員、大学生、VTuberの中の人、プロの写真家などバラバラで、展示生物以上に多様性があったかもしれません。

もちろん、各人が注目する生き物も、小さな魚、大きなサメ、イルカ、タコやイカなど多岐にわたります。水槽を前にした時も、じっと観察する人、バズーカみたいなレンズを構える人、スマホで撮影する人、生き物を”肴”に語り合う人など色々です。

多様な人々が集まり、多様な生き物を愛でて、多様な楽しみ方ができる。これは水族館という趣味の大きな魅力だと思います。

一人でも行ける水族館に誰かと行く意味

この貸切イベントを通して、誰かと水族館に行くことの意味というのも個人的に考えてみました。

世間一般の認識からすれば「え、水族館は誰かと行くもんでしょ」と思うかもしれませんが、水族館を「生き物を観察する場所」や「生体を展示する博物館」として認識している僕のような人間からすれば、一人で行くことには何も違和感がありません。

また、僕は複数施設を短期間で回るために無茶な日程を直近で組んだり、人の少ない平日に自分のペースで回りたかったりするので、水族館を一人で訪れることが多いです。

しかし、そうして一人で水族館を回っていると、「自分が知っている生き物だけを、自分の知識の範囲で観察して、自分の世界だけで満足してしまっているのではないか」という危機感を抱くことがあります。

このサメの名前は○〇、この魚は擬態して身を守る、この魚には毒がある・・・。そうした元から知っている知識の確認作業ばかりになってしまい、帰宅後に写真を確認すると見知った生物ばかり・・・。

一つの楽しみ方としてアリかもしれませんが、なんだか勿体ない気がしますし、リサーチすればするほどトンデモの沼にハマって視野を狭めていく陰謀論者に近いものすら感じます。

このモヤモヤの解消方法の一つが、誰かと水族館に行くことだと思います。

自分とは好みも知識レベルもカメラのスペックも異なる人と一緒に水族館に行くことで、自分が知らないことを教えてもらったり、注目してこなかった生き物の魅力に気付かせてもらえます。

また、自分の知識や楽しみ方を人と共有することで、「ここに興味を持つ人がいるのか」や「これはあまり知られていないのか」などの気付きを得て、発信活動に活かすこともできます。

自分が詳しいつもりでも、相手からの素朴な疑問に即答できず「ああ、自分はまだ深く理解できていないのか」と、今後の課題を発見できることもあります。

水族館に一人で行くほど生き物が好きな人こそ、誰かと水族館に行くことで学びを得られるかもしれません。

しながわ水族館の詳細

しながわ水族館

  • 営業時間:10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
  • 料金:大人1,350円/小中学生600円/幼児300円/シルバー1,200円
  • 住所:〒140-0012 東京都品川区勝島3-2-1
  • 最寄り駅:大森海岸駅(徒歩約8分)、JR大森駅(徒歩約15分)
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