『ジョーズ』だけじゃない!本当にお勧めできる傑作サメ映画たちを厳選紹介!

以前にサメ映画の代表である名作『ジョーズ』を紹介しました。

今回は、『ジョーズ』以外のA級サメ映画を紹介していきます!

これまで100本以上のサメ映画が製作されてきましたが、名作のパクリみたいなB級映画や、もはや映画と呼んでいいかすら怪しいZ級など、数々の地雷作品も存在します。

そこで今回は、

  • とりあえずマトモな作品からサメ映画の世界に踏み込みたい
  • 普通にハラハラする映画をみたい気分
  • ちゃんとしたホラー映画を友達や恋人と楽しみたい

という方々にもお勧めできる正統派、A級サメ映画たちを紹介してきます!

目次

ディープ・ブルー

  • 邦題:ディープ・ブルー
  • 原題:Deep Blue Sea
  • 公開年:1999年
  • 監督:レニー・ハーリン
  • 出演:トーマス・ジェーン/サフロン・バロウズ/サミュエル・L・ジャクソン
  • 製作国:アメリカ
  • ランク:A級
あらすじ(クリック or タップで表示)

アルツハイマー病の特効薬を作ろうとするスーザン率いる科学者チームは、海軍基地を改造した研究施設でアオザメを使った実験をしていた。

大手製薬会社の出資を受けて実験では結果を出すことに成功するが、副作用で脳組織が大きくなったサメたちは高度な知能を獲得していた。

共同で狩りをし、銃を武器だと認識するほどに頭の良くなったサメたちは暴走を始め、偶然やってきたハリケーンの影響もあって施設は破壊されてしまう。

浸水する施設内で、高度な知能を持つサメと人間のデスゲームがはじまる・・・。

『ジョーズ』に並んで人気かつ有名な作品がこの『ディープ・ブルー』です。

『ジョーズ』が作られた時代は、アニマトロニクスと呼ばれるロボットを作るか、ドキュメンタリー映像などの素材を活用してサメ映画を作るしかなかったのですが、『ディープ・ブルー』ではハイクオリティのCGで描かれたサメたちが縦横無尽に暴れまわります。

ストーリーについても、研究施設内という閉鎖的な環境でサメに追い回され、八つ裂きにされるという恐怖がよく描かれています。

クライマックスになっても「あれ、この人死んじゃうの?」とか「お前がそこで活躍するの?」みたいな展開があって、最後まで楽しめる作品です。

また、「例えジェダイマスターであっても水辺を背にして演説を始めてはいけない」や「上手にオムレツを作るには卵は二つでミルクを入れてはいけない」などの教訓を学ぶことができます(観た人には伝わるはず・・・)。

ただし、この作品に出てくるイタチザメについては、サメ好きとしてどうしても文句を言わなければなりません。

この映画にはアオザメ以外にもイタチザメが登場しますが、どうみてもアオザメに縞模様をつけてそれっぽい色と模様にしただけのサメです。

アオザメの方は実物より目が小さいこと以外はそこまでツッコミどころがないのに、このイタチザメの扱いは非常に残念です。

実際のイタチザメ(Galeocerdo cuvier)はこんな感じ

もっとも、何故閉鎖的な施設での飼育に向いていない外洋性大型種のアオザメで実験しようと思ったのかは大いに疑問ですが・・・。

以上のように細かいツッコミどころはありますが、監督が『ダイハード2』や『クリフハンガー』を手がけたハーリン監督ということもあって、サメ好きとか関係なく楽しめると思います。

また、作中に出てくる車のナンバープレートの番号がジョーズでサメの胃袋から出てきたものと同じという妙に凝った演出もされているのもポイントです。

ロスト・バケーション

  • 邦題:ロスト・バケーション
  • 原題:The Shallows
  • 公開年:2016年
  • 監督:ジャウマ・コレット=セラ
  • 出演:ブレイク・ライブリー
  • 製作国:アメリカ
  • ランク:A級
あらすじ(クリック or タップで表示)

今は亡き母親が教えてくれた秘密のビーチを訪れた医学生のナンシー。

時を忘れてサーフィンを楽しんでいた彼女は、突然1匹のホホジロザメに襲われる。

かろうじて逃げることができたナンシーだったが、彼女が泳ぎついたのは翌日には潮が満ちて沈んでしまう岩礁の上だった。

ビーチはすぐ目の前。しかし、海にはサメ。助けは来ない。やがてこの場所も海に沈む・・・。

絶望的な状況の中でナンシーは生き残ることができるのか・・・・。

最近のサメ映画の中ではかなり評価が高く、『ジョーズ』や『ディープ・ブルー』に並ぶ傑作という声も多いのがこの『ロスト・バケーション』です。

主演のブレイク・ライブリーさんが美人でカッコいい、物語の序盤でサメが登場するのでテンポも良い、サメが最初に登場するシーンもい恐怖が引き立つ見事な演出がされている・・・などなど、様々な魅力を兼ね備えた作品に仕上がっています。

また、本作は『ディープ・ブルー』よりも閉鎖的な場所で物語が展開する、「ソリッドシチュエーション」的な作品というのも特徴です。登場人物も非常に少なく、基本的に同じ場所で話が進んでいきます。

こうした展開はサメ映画としては異色ですが、「サメとどう戦うのか?そもそも戦えるのか?ナンシーは生き残れるのか?」という、先が読めない展開を最後まで楽しむことができます。

また、登場するホホジロザメのCGの非常にリアルで、見た目や動きまでかなり細かく再現されています。

強いてサメ好きとしてケチをつけるなら、食欲旺盛すぎるところですね。

クジラの腐肉を貪った後にナンシーに襲いかかり、さらに他の人も複数食べたのにもかかわらずまだナンシーを諦めないという貪欲さは、殺意と食欲が満ち溢れすぎていました・・・。

そんなツッコミどころもありますが、近年稀に見る良作サメ映画ですので、まだ観ていないという方はぜひご視聴ください!

海底47m

  • 邦題: 海底47m
  • 原題:47 Meters Down / In the Deep
  • 公開年:2017年
  • 監督:ヨハネス・ロバーツ
  • 出演:クレア・ホルト/マンディ・ムーア/マシュー・モディーン
  • 製作国:イギリス/アメリカ
  • ランク:A級
あらすじ(クリック or タップで表示)

メキシコで休暇を過ごしていたリサとケイトの姉妹は、海に沈めた檻の周りにサメを誘き寄せて鑑賞するケージダイブに誘われる。

間近でホホジロザメを鑑賞して興奮する2人だったが、檻を吊るしていたワイヤーが切れてしまい、一気に海底47mまで沈んでしまう。

無線が通じず、周りには人喰いザメ。しかしボンベに残された空気は無情にも減っていく。

果たして2人は生還することができるのか・・・。

本作も先程のロストバケーションと同じく、基本的に一つの場所で物語が展開するソリッドシチュエーション的な作品になっています。

ただ、暗い海の底に取り残されて空気残量が減っていくという展開は、沈みゆく小島にいるよりも絶望感が引き立ち、全体的にダークな印象があります。

登場するサメも暗い水中からいきなり現れたりするので、割とホラー・スリラー要素の強い作品になっています。

作中で出てくるケージダイブそのものはメキシコやオーストラリアなどいろいろな場所で行われているのですが、実際に檻が落ちたらと思うと恐怖でしかないですね。

檻の隙間が大きすぎてサメが檻の中に入ってくるアクシデントは実際に起こっていますが、檻が海底に落っこちてしまったというケースは聞いたことがないです(そんなことが本当に起きたらサメに関係なく二度と戻ってこれない気がします・・・)。

なお、この作品はラストシーンが独特なのも特徴です。

詳細はネタバレになるので言わないですが、サメ映画では珍しいオチが待っていたりするので、賛否はあるかもしれませんが新鮮な気分が味わえると思います。

ちなみに、、この『海底47m』には続編があるのですが、実はその続編『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の劇場パンフレットの一部を執筆させていただきました。

パンフレット内のサメ解説ページを執筆させていただきました!

続編は原題に「Uncaged」と入っている通り、ケージの中ではなく古代マヤの水中遺跡でサメに襲われるという展開です。

一作目と同様に緊張感と恐怖が詰まった良作になっているので、ぜひ両方見ていただけると嬉しいです。

MEG・ザ・モンスター

  • 邦題:MEG ザ・モンスター
  • 原題:The MEG
  • 公開年:2018年
  • 監督:ジョン・タートルトーブ
  • 出演:ジェイソン・ステイサム/リー・ビンビン/レイン・ウィルソン
  • 製作国:アメリカ
  • ランク:A級
あらすじ(クリック or タップで表示)

マリアナ海溝よりさらに深い未知の深海領域を調査していた潜水艦が、謎の巨大生物に襲われてしまう。

深海に取り残された彼らを救うべく、研究チームは凄腕のダイバー、ジョナスに救出を依頼する。ジョナスはかつて、レスキューミッション中に巨大生物に襲われた苦い過去を持っていた。

渋々依頼に応じて救出に向かうジョナスだったが、彼の前に200万年前に絶滅したはずの巨大ザメ、メガロドンが現れる・・・!

サメ映画で人を襲うのは『ジョーズ』のモデルにもなったホホジロザメが多いですが、今回のサメはその3倍近くあったとされる古代ザメ、メガロドンです。

実際にはすでに絶滅してしまったサメですが、本作では「マリアナ海溝の未知の領域に生き残っていた」という設定で登場します。

サメが人を食い散らかすのがサメ映画の醍醐味ですが、もはや食うというより飲むってサイズですね。

クジラを食いちぎったり、船をぶっ壊したり、海水浴客をまとめて踊り食いしたり、メガロドンならではのスケールのデカいサメ映画になっています。

メガロドンの歯の化石。

この『MEG』が作られるまでのメガロドン映画は、

  • 水中シーンを水中で撮影していないことがモロ分かり
  • ドキュメンタリー映像のホホジロザメを切り抜いて大きく見えるよう合成する
  • 明らかに尺稼ぎと思われる意味のないゴミシーンが挿入される

など、あまりにもひどいB級・Z級ばかりだったので、「ようやく本格的なメガロドン映画が出てくれたか!」という感動がありました。

登場人物に中国系の方が多いことに文句を言っている人たちも一部いますが、僕としては何が不満なのかよく分かりません。

ヒロイン役のリー・ビンビンさんがめちゃめちゃ美人ですし、メガロドンがフィニングをしている船を破壊するというフィニング批判にも思えるシーンがあることにも好感を覚えました。

サメ社会学者Ricky

フィニングとはフカヒレ目的でサメを捕まえ、ヒレだけ切ってサメを遺棄する行為です。

「中国色が強い」云々で騒いでいるのは、恐らく今までのメガロドン映画がどれほど低クオリティだったかを知らないか、隣国を批判すれば愛国者になれると勘違いしている可哀想な人たちなのでしょう・・・。

ちなみに、この『MEG ザ・モンスター』には原作小説があります。

小説ではメガロドン捕獲作戦が展開されたり、日本の研究機関やメガロドンを使って金儲けをしようとする連中が登場したりと様々なドラマがあるのですが、映画版では「デカいサメがでた!とにかくぶっ殺せ!」みたいな単純明快なストーリーになっています。

個人的には小説も味があり、サメのこと調べて書いていることが伝わってくる描写も多々あったので結構気に入っているのですが、「とにかくド派手に怪物が暴れるところを見たい!」という方には、映画の方がおススメです。

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※本記事は2022年3月までにWebサイト『The World of Sharks』に掲載された記事を加筆修正したものです。

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