【BGサメ映画レビュー】シャークトパス VS プテラクーダ

意味不明VS意味不明の対決になるはずが、大して対戦せずにグダグダします。

邦題シャークトパス VS プテラクーダ
原題Sharktopus vs Pteracuda
公開年2014年
監督ケヴィン・オニール
出演ロバート・キャラダイン/ケイティ・サヴォイ/リブ・ヒリス
制作国アメリカ
ランクB級(トンデモ設定や雑なCGなどのツッコミどころを楽しむ作品。)
目次

あらすじ

サイモダイン社の社長サイムズは、絶滅した翼竜のDNAをバラクーダのDNAで補うことにより水空両用の生物兵器”プテラクーダ”を開発した。

屋外実験で当初問題なく機能していたプテラクーダだったが、社員の一人が裏切ったことにより突如暴走。社員や警備部隊を殺害して逃亡してしまう。

同じ頃、水族館職員であるロレーナは、前回の戦いでシャークトパスが死亡直前に生み落としていた卵を拾う。

ロレーナは館内のプールでシャークトパスを飼育していたが、ひょんなことをきっかけにその存在が世間に露見。

サイムズたちはプテラクーダ捕獲のためにシャークトパスを利用しようと画策するが・・・。

これ以降の記載は映画の重要部分についてのネタバレを含みます。鑑賞前にネタバレを知ってしまったことに対する責任は一切負いかねますので、予めご了承ください。

見どころ・ツッコミどころ

ストリーリーから設定までグダグダすぎる

「サメ+タコ」というアイディアは良かったもののストーリーがグダグダだった『シャークトパス』の続編ですが、前作以上にひどい作品でした。

まずプテラクーダについて。古代の翼竜+バラクーダという設定も意味不明ですが、恐らく制作陣も深く考えておらず、ストーリーから細かい描写に至るまで雑さが目立ちます。

冒頭のプテラクーダの登場の仕方がまず謎です。CGが雑なのは諦めるとして、いきなり車に突っ込んだ途端に車体が爆発(なんで?)。

そして、何事もなかったかのようにポケモン図鑑のプテラみたいな決めポーズのプテラクーダ。なぜお前は地面に猛スピードで激突して爆発を起こしても無傷なのか?

この後プテラクーダは暴走をはじめ、サイムズたちがシャークトパスを利用して捕獲しようとするというのが大まかな流れですが、そもそもあんまりVSしません。

一応戦いはしますが、たまたま同じ場所でモブキャラを襲っていた二体が少しやり合うだけで、戦闘シーンが短いです。

よく考えるとこれは自然なことで、プテラクーダは空を飛べるのでシャークトパスと戦う必要がありません。

しかも、前作同様モブキャラや場面転換のシーンが冗長で、本筋にかかわる場面も人間模様が中心なので、「シャークトパスとプテラクーダの闘い!」というよりも、「二体が気まぐれに好き勝手暴れる過程で翻弄される人々をただ眺めるだけの作品」と言う方が合っている気がします。

シャークトパスの活躍も半減以下

前作では次々に人間を殺戮していたシャークトパスですが、今回は全体的に見せ場が少なく、設定がブレブレでした。

幼体発見だけで世界的大ニュースになるはずのシャークトパスを巨大化するまで水族館で公開せずに育てているという設定自体がもう意味不明過ぎるのですが、序盤で描かれたロレーナへの従順さや知能の高さが後半にほとんど活かされません。

そもそも、シャークトパスが誘拐されて以降、主人公であるロレーナとシャークトパスが直接かかわる場面が終盤までなく、「序盤で長々と描かれた大して迫力のない水族館でのシーンや会話劇は何だったんだ」という感じがします。

制御装置でコントロールされている状態のシャークトパスが無関係な人を襲っていたり、制御装置が外れてプテラクーダと何の関係もなくなったはずなのにプテラクーダと対決したりと、もう設定がブレブレです。

前回よりも登場人物のキャラクター性が際立っている、CGが多少改善されているなど評価できるポイントもありますが、ストーリーのグダグダ具合と消化不良感はZ級映画に匹敵すると言っても過言ではないと思います。

サメ映画史上最も腹が立ったクズ

設定が雑だったり見ていて退屈するのはB級サメ映画あるあるなのですが、今回僕を悩ませたのはロレーナの叔父である水族館館長です。

この館長があまりにもクズ過ぎて腹が立ち、個人的に見るのがしんどかったです。

クズエピソードを挙げると以下の通りです。

  • 金儲けのためにロレーナの意見を無視してショーを強要する。
  • 飼育員であるロレーナに許可を得ず勝手にエサや薬を与える。
  • 金儲けのためにロレーナの意見も聞かずシャークトパスを売り払う。
  • 自分の失態で客に訴訟を起こされそうになったら生き物を放置して逃亡しようとする。
  • 姪であるロレーナを監禁しておいてそのことを忘れる。

一般の方からすればそこまででもないのかもしれませんが、僕が動物の研究や福祉を重んじているせいなのか「さっさと死んでくれ」と願わずにはいられませんでした。こんな水族館館長が実在したらぶん殴るだけでは済みません。

もちろんここまでのクズが生き延びるわけもなくシャークトパスに噛み千切られるのですが、個人的には生ぬるい終わり方でした。

肛門からシャークトパスの触手を突っ込まれて八つ裂きにされるとか、もっと清々するような最期を迎えて欲しかったです。

その他見どころや豆知識

  • 摘まみ上げられて甲高い産声を上げるシャークトパスが可愛い。
  • プテラクーダを追う特殊部隊チームの女性がミシェル・ロドリゲスのパチモンにしか見えない。
  • ビーチでシャークトパスに殺された挙句に生首でビーチバレーされる謎のオッサンが出てきますが、コナン・オブライエンという米国のテレビ司会者であり、本人役でカメオ出演したようです。
  • 「イケメンは死なない」という新たなパワーワード兼死亡フラグ。実際には「I’m too handsome to die(俺は死ぬにはイケメン過ぎる)」と言っているのですが、別にそこまででもなかったです。

サメに関する解説

サメの造形

シャークトパスの基本形態は前作『シャークトパス』とそこまで変わりませんが、本作のシャークトパスは体のシワ(傷?)や凹凸などが生々しく再現されていました。

プテラクーダの方も体表面のウロコが細かく描かれており、B級映画にありがちな背景と合わない雑さはあったものの、グラフィックにはそれなりに力を入れていたことが伺えます。

サメの行動

前作よりも活躍が減っているのであまり言うことはないのですが、強いて挙げるならシャークトパスの繁殖方法でしょうか。

冒頭でシャークトパスの卵を拾ったロレーナが「ホホジロザメの卵かしら?」と冗談を言っていますが、ホホジロザメは胎生のサメです。全長1m以上もある親と姿がほとんど変わらない赤ちゃんを出産します。

タコは卵生なのですが、タコの卵はもっと細長く産卵数も多いです。

さらに、タコは産んだ卵を自分のそばに置き、酸素を送り続けるなどして孵化するまで世話し続けます。

本作の冒頭で登場するグロテスクな粘土細工っぽい卵は何をモデルにしたのか・・・。謎です。

その他サメに関する解説

  • 水族館館長がシャークトパスPRのために作った映像の中で「サメによる死者は毎年数千~」などと言っていますが、完全にデマです。サメによる犠牲者は危険とされる生物の中でも最下位レベルです。

本作のシリーズ作品

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