『シャーク・ショック』のネタバレあり感想&サメ解説【BGサメ映画レビュー】

邦題シャーク・ショック
原題Shark Shock / Trailer Park Shark
公開年2017年
監督グリフ・ファースト
出演トーマス・イアン・ニコラス / ルール・ジョボービック / タラ・リード
制作国アメリカ
ランクB級(トンデモ設定や雑なCGなどのツッコミどころを楽しむ作品。)
ストーリー★★☆☆☆
演出や絵作り★★☆☆☆
サメの造形★★☆☆☆

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目次

あらすじ

貧困層が集まるトレーラーパークで暮らすロブは、恋人ジョリーンを含む仲間たちとの暮らしを楽にするべく風力発電機の整備に向かっていた。

しかし、家賃滞納に業を煮やした不動産オーナーのデコナーは、川の堤防を爆破して洪水を起こし、住民たちを強制的に排除するよう部下に命じる。

爆破の現場に偶然居合わせたロブは、デコナーの部下が逃げ去る様子を撮影するが、突然現れた巨大ザメによって証拠のカメラを飲み込まれてしまう。

さらに、爆発騒ぎの中でサメが放電能力を獲得し、生存者を次々に襲い始める。

ロブはトレーラーの屋根の上で助けを待つジョリーン達と合流してカメラを取り戻そうとするが、証拠を隠滅すべくデコナーの部下たちが現れ・・・。

これ以降の記載は映画の重要部分についてのネタバレを含みます。鑑賞前にネタバレを知ってしまったことに対する責任は一切負いかねますので、予めご了承ください。

見どころ・ツッコミどころ

放電要素が無くても成立した川ザメ映画

庵野監督に怒られそうなタイトルでお馴染み『シン・ジョーズ』の監督グリフ・ファーストによるサメ映画です。

ジョーズ2』をパクったとしか思えない冒頭シーンで何故かサメが放電能力を獲得し、洪水で身動きのとれなくなった住民たちを次々と食い散らかし、さらにそこに不動産オーナーたちが襲ってくるという設定モリモリの内容になっています。

しかし、そんな盛り込み過ぎた要素がB級サメ映画で綺麗にまとまるわけがありません。

日本版のDVDジャケットには「全水域感電!ハイボルテージのデンキザメ襲来!!」などと書かれていますが、基本的には単に食欲が異常なサメとして人や馬を喰いまくるだけです。

放電してエンジンを発火させたり水中にいる人を動けなくさせるという電撃技を使いはするものの「別にそれ使わなくても襲えたよね・・?」というシーンばかりです。

「放電した電気を利用して何かを動かす」とか「電気を跳ね返してサメを倒す」のような形で活かされることもなく、そもそもサメ自体が脇役やデコナーの部下を始末する舞台装置的な存在でした。

正直、放電能力がないサメだったとしても十分に成立する内容だったと思います。

グダグダはするけど及第点

物語全体の流れについて言えば、可もなく不可もなくと言った印象です。

粗い部分を挙げるとすれば、

  • 前半でトレーラーパークに住む個性的な住民たちの紹介に長く時間を使ったにもかかわらず、洪水でほとんど死んだことにしてしまう。
  • ロブの恋人ジョリーンがデコナーの部下の元妻という設定が後半はあまり関係なくなる。
  • デコナーの残虐性を仄めかす描写が長い割には大した活躍をしない。

など、詰め込み過ぎた設定を活かしきれず行き当たりばったりになった感があります。

「サメに飲まれたカメラを取り戻してデコナーの悪事を暴く」というのがメインストーリーだったはずなのに、肝心のカメラ回収がデコナーの死後に行われるという展開にも違和感があります。

また、これは僕が犬好きだからかもしれませんが、ボートに乗ったロブが流れる犬に遭遇するというシーンがあるのに犬がロブに助けられていないという展開に「主人公ならそこはワンちゃん助けろよ!」とツッコミを入れてしまいました。

とはいえ、ストーリーの内容自体は筋が通っており、サメが人を襲う場面が多いので、B級だと割り切ればそこそこ楽しめます。

また、サメの口の中に馬が突っ込んで行ったり、鎖に絡まったサメが唸りながらゆっくりと巻き上げられていくという、B級サメ映画好きに刺さりそうなトンデモシーンも用意されています。

B級サメ映画の中では割と後発の作品ですが、今から入門したいという方にはおススメできるかもしれません(無理に入門する必要はありませんが・・・)。

シャークネードの奥様エイプリルが登場

本作の隠れた見所は、伝説的B級サメ映画『シャークネード』シリーズで主人公フィンの妻を演じたタラ・リードが出演していることです。

ビリー・ジーンというマイケル・ジャクソンのファンから怒られそうな名前で登場した彼女は、サメの話をロブからされた際に「天気予報ではトルネードが来るなんて言ってなかったのに」と発言し、サメが出てきた際にはチェーンソーを振りかざすなど、『シャークネード』ネタをブチ込んでくれました。

すぐに食われてしまうモブキャラなのに、米国版のDVDジャケットでは彼女がメインキャラの如くセンターに配置されており、『シャークネード』シリーズの影響力を感じます。

その他見どころや豆知識

  • 本作の主人公ロブと恋人ジョリーンは、『シン・ジョーズ』のキャラクターであるジーナとカプラン共に、『ジョーズ キング・オブ・モンスターズ』にも登場します。
  • 作中で堤防とされているものが、ビーバーが暇つぶしに作った程度の土の盛り上がりにしか見えません。あれであの量の水をせき止めていたのでしょうか?
  • 訳の分かんない勢いでサメに突撃を命じられた馬がひたすら不憫。
  • 鎖に繋がった缶をサメが引っ張る様子が完全に『ジョーズ』の樽のパロディ。

サメに関する解説

サメの造形

B級サメ映画にありがちな「ホホジロザメがモデルだろうけど違和感のある低クオリティCG」のサメでした。

水面から顔を出して人を襲うシーンでは『シャークネード』シリーズなどで用いられるテンプレートみたいなサメで、水中を泳ぐサメは吻先が何故か下方向に曲がった顔つきをしていました。

何故あのような再現を取り入れたのかは謎ですが、実際に吻先が曲がっているサメを見ることはあります(水槽内でぶつかったせいで歪んだり、生まれつきそういう向きだったりなど理由は様々です)。

サメの行動

電気ケーブルを噛んだことによって放電能力を手に入れるという無茶苦茶な設定より先にツッコみたいのが、「なぜ本作に登場するサメがホホジロザメだったのか?」という点です。

サメ映画で河川が舞台になる場合、「オオメジロザメだから淡水に適応できる」や「塩類濃度の高い湖である」など、「なぜ川にサメが?」という疑問を解消する設定が通常は用意されます。

しかし、本作では何の事前説明もなくホホジロザメが川に出現し、登場人物たちも一応驚きはするものの簡単に受け入れています。

「オオメジロザメという設定だったがビジュアルを間違えたのか」と思いきや、中盤で「Great white」というセリフが何度も出てきます。もはやホホジロザメが川で泳ぐ程度なら言い訳は不要という認識なのかもしれません。

ちなみに、体内に発電器を持つ魚が幅広い分類群(サメと同じ軟骨魚であるエイを含む)で確認されていること、発電の仕組みが筋肉という普遍的な器官であることから、サメが放電能力を持つ可能性もある気がしますが、僕が知る限りそのような種は確認されていません。

発電器を持つエイ、シビレエイ。電気を発するサメに恐らく一番近い存在です。

その他サメの解説

  • 作中では頻繁にサメが唸り声を発していますが、サメは吠えません。
  • 鎖で吊るされたサメの尾鰭によってデコナーの首が飛ぶシーンについて、確かにサメの尾鰭の一撃は強力なので骨を折られるリスクはありますが、さすがに切断するのは無理だと思います。

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