『フライング・ジョーズ』のネタバレあり感想&サメ解説【BGサメ映画レビュー】

サメ映画『フライング・ジョーズ』レビュー記事サムネイル
邦題フライング・ジョーズ
原題Swamp Shark
公開年2011年
監督グリフ・ファースト
出演クリスティ・スワンソン / ロバート・ダヴィ /D・B・スウィーニー
制作国アメリカ
ランクB級(トンデモ設定や雑なCGなどのツッコミどころを楽しむ作品。)
ストーリー★★☆☆☆
演出や絵作り★★★☆☆
サメの造形★★★☆☆

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目次

あらすじ

ルイジアナ州の田舎町にて、悪徳保安官ワトソンは希少動物を売りさばく密輸業に手を染めていた。

ある日の取引中、商品である巨大生物が暴れ出し輸送用タンクが水没。動物は川に逃げ出してしまう。

その後、ワニ飼育を名物にしているレストランで、店に嫌がらせをしていた客と飼育しているワニが惨殺される事件が発生。

レストランで働くレイチェルは事件現場でサメの背鰭を目撃していたが誰も信じてくれず、兄ジェイソンに疑いの目を向けられてしまう。

レイチェルは兄の潔白を証明してレストランを存続させるため、恋人タイラーや謎の常連客トミーと共にサメ狩りに向かうが・・・。

これ以降の記載は映画の重要部分についてのネタバレを含みます。鑑賞前にネタバレを知ってしまったことに対する責任は一切負いかねますので、予めご了承ください。

見どころ・ツッコミどころ

フライング要素ゼロの割と王道なサメ映画

邦題の「フライング」というワードからして『シャークネード』のようにサメが空を飛ぶ映画を想像している人には残念なお知らせです。本作のサメは飛びません(一応ジャンプするシーンはあります)。

何故このような邦題がつけられたのかは謎ですが、本作は原題の「Swamp Shark」の通り、沼や川に突然人食いザメが現れるという作品となっています。

全体的なストーリーは『ジョーズ』から続く伝統的なサメの流れを汲んでおり、主人公がサメの存在を警告するも信じてもらえず、仕方ないから自分たちサメを仕留めに行くという流れで進行します。

サメ映画(というよりもモンスターパニック全般)でお決まりの、多くの人が集まるイベントが予定されている(すなわちこのままでは犠牲が増えてしまう!)という展開ももちろん用意されています。

しかし、ただ単に『ジョーズ』をパクったB級作品というわけではなく、むしろそこから抜け出してオリジナリティを出そうとした気概を感じる作品です。

機転が利いて銃も使えるレイチェルの周りには、いきがっているけどビビりで頼りない恋人タイラー、元アメフト部の巨漢ジェイソン、情報収集やIT技術に長けたアジア系マーティン、そして素性は不明だが妙に頼れる常連客トミーという癖の強いメンツが集まっています。

良い意味でキャラ立ちしたメンバーが力を合わせてサメに立ち向かっていく様子は程よくドタバタしていて楽しいですし、事件の元凶でもある保安官や取引相手も最後には痛い目をみるため後腐れもありません。

B級映画お決まりの「本筋に関係ないモブキャラが食われるだけのシーン」も少なく、一見時間稼ぎかと思われたパリピカップルの死亡シーンがトミーの正体が明らかになるシーンに繋がるなど、物語が全体的にまとまっているのも好印象です。

さらに、「You’re gonna need a bigger boat」という『ジョーズ』の名台詞のオマージュをサメとは全然関係ないところでさりげなく盛り込んだり(クリスタルがトミーに絆創膏を貼るシーンです)、サメにガスボンベを噛みつかせて爆発させようとするが上手くいかずに別の方法で倒すなど、「ジョーズのパクリとは一味違うぜ」と言わんばかりの捻りが見受けられます。

ストーリーの流れがスムーズでキャラクター性も際立っており、B級とされる作品の中では頭一つ抜けたクオリティだと思います。

特殊設定を活かしきれていないのは残念

本作の残念ポイントとしては、サメの登場シーンの見栄えが悪く、特殊な設定があまり活かされていない点です。

本作のサメはメキシコ湾の深海で発見された新種で、水圧に耐えるために外骨格を発達させていて頑丈であるという設定です。

しかし、各襲撃シーンでサメが映るのは一瞬のため、凝った設定の割にはインパクトが弱く「変な見た目のサメだな」くらいの印象しか残りません。

頑丈であるという設定も、ワニを噛み砕いたりレイチェルに銃撃されるシーンで発揮されたくらいで、それ以降は普通のサメとして普通に人を襲います。

しかも、銃で撃たれても平気なくらい硬く「外は硬くても内側は柔らかいはずだ」というフラグのセリフまで用意されながら、結局普通の水中銃と大型プロペラに負けてしまうというのは、やや拍子抜けで勿体ない気もします。

何故メキシコ湾の深海で発見されたサメがルイジアナの淡水で生きられたのかという説明も一切されませんし、いっそ「遺伝子改造されたオオメジロザメ」という設定の方が合っていた気もします。

ストーリーの流れそのものはそこまで悪くありませんが、その中でサメの特殊性が無駄になっているように感じたので、もう少し銃撃戦や爆発シーンを盛り込んで頑丈な外骨格という設定が活きるようにして欲しかったです。

その他見どころや豆知識

  • 本作の主人公レイチェルを演じたクリスティ・スワンソンは『レッド・ウォーター サメ地獄』にも出演しています。舞台も同じルイジアナ州ですが、ストーリー上のつながりは一切ありません。
  • 悪徳保安官ワトソンを演じた俳優はロバート・ダヴィ。本作ではトミー・リー・ジョーンズのパチモンみたいな顔をしていましたが、『007 消されたライセンス』や『ダイ・ハード』にも出演しています。

サメに関する解説

サメの造形

尖った吻先、三角形の大きな歯、三日月型の尾鰭と尾柄部のキールなどの特徴から、ホホジロザメをモデルにしていると思われます。

画面に映る時間が少ないので細かい評価はしづらいのですが、注目すべきポイントを挙げるならお腹が白くなかったことです。

本作のサメは深海の奥底に潜んでいたという設定で、実際に深海に生息する一部のサメは全身が黒や茶色だったりします(表層に棲むサメはお腹側が白いことが多い)。

製作陣がどこまで意識したのか分かりませんが、もし意図的だとしたら良い着眼点だと思います。

ユメザメ。全てではありませんが、深海性のサメの中には全身真っ黒なサメがいます。

サメの行動

先述の通り本作は深海で見つかった新種という設定なので、なぜ淡水に適応できたのかが最大の謎です。

また、本作のサメが頑丈であることについて「深海の水圧に耐えられるように」という説明がマーティンからされていますが、深海で暮らす魚類は水分量を増やして水圧の影響を少なくしている(すなわち柔らかい)ことが多いです。

作中で異常なほどの食欲を発揮していた点も気になります。成人男性を短期間で4人も食べてしまうのは明らかに食べ過ぎです。

さらに、本作のサメも他のB級サメ映画と同様、背ビレが水面から出るシーンで尾ビレ上葉が映っていませんでした。

本作のサメは尾ビレがホホジロザメと同様に三日月形で上に伸びているので、水面から背ビレが出ている状態なら尾ビレ上葉も見えていたはずです。

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